眼の手術を受ける時、どうして怖さや不安を感じるのでしょうか。
どこが、どう悪いために、どのような手術をするといった知識や情報が十分に得られてないためでしょうか?
痛みが強いのではないか、という不安からでしょうか?
もし失敗したら、という不安のためでしょうか?
私たちは“十分な情報”、“リラックスできる空間や雰囲気作り”、“痛みや苦痛が限りなく少ない手術”を提供すべく、日々努力しています。
白内障手術は全国で年間100万件も行われている手術で、手術時間は5分~10分程度と短く、危険性も比較的少ない手術ですが、リスクや痛みなどマイナス面の情報は少なく、知らないことから不安や恐怖心が生まれます。
当院では、お一人お一人にあわせて、病状を説明し、手術の方法、リスクやバックアップ体制などをご理解いただいた上で、安心して手術を受けていただけるよう努めています。
”手術室=無機質な密室”というイメージも手術に対する不安や恐怖心を生みだす理由の一つと考え、当院ではリラックスできる空間をコンセプトに手術室を設計し、ご家族への手術の完全公開を行っています。
手術控え室は清潔で温かみのある空間となるように、茶系を主調とした空間に絵画やグリーンを配しています。
ご家族は手術室に隣接する控え室からガラス越しに、手術の様子を見守ることができるだけでなく、モニターでは手術を行っている目もとの様子までご覧頂くことができます。
何よりもご家族に見守られているという安心感と、ご家族の笑顔が、手術への恐怖心を和らげてくれると考えます。
現在は、コロナウイルス感染症拡大予防対策の一環として、手術の公開は中止しております。ご家族や付き添いの方には送迎のみお願いしております。ご理解とご協力をお願いいたします。