正確な診断と的確な治療。
その前提となるのが、適切かつ正確な検査です。
当院では、検査設備の充実を図り、大きな総合病院と同等以上の検査体制を備えています。
手術設備も最新鋭の手術機器と手術顕微鏡を備え、白内障や緑内障をはじめ、網膜剥離や糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患および眼瞼下垂、眼瞼内反症・外反症などの、まぶたの手術を日帰りで行っています。
また、院長は、各手術の資格や認定を取得し、角膜内皮移植術やフェイキックIOLなどの特殊な手術も得意としています。
細隙灯顕微鏡とは、眼科医にとっての聴診器とも言える、眼科診療で最も多く使用する検査機器です。
目の表面から奥まで、目のほとんどの部分の診察を、この機械で行います。
当院では、国内で第一号機となる、LED光源を使用した、最新機種を導入しています。
明るい光源で、より正確な診断が可能です。
OCTとは、細隙灯顕微鏡では見ることの出来ない、厚さ0.2~0.3mmの薄い網膜の断面図を描き出す装置です。
加齢黄斑変性症や糖尿病黄斑浮腫、黄斑上膜、黄斑円孔の診断や治療経過、緑内障の進行具合などを、より正確に調べ、患者さまに、画面を見ながら、分かりやすく説明することが出来ます。
わずか数十秒で、痛みも無く、患者さまにとって負担の少ない検査です。
白内障手術では目の中の水晶体をとって、代わりに人工のレンズを挿入します。
そのレンズの度数を決定するのに、眼球の長さを測定する必要があります。
超音波を使用する従来の測定装置では眼球に直接触れる必要があり、また検査員によって誤差が生じやすいという欠点がありました。
光干渉式のこの装置では眼球に触れずに検査ができるため、患者さまへの負担が軽く、より正確に検査ができるメリットがあります。
緑内障の治療薬として近年多くの目薬が開発されていますが、副作用などの理由で目薬が使用できない、あるいは目薬だけでは十分に治療のできない(十分に眼圧が下がらない)ことがあります。
そうした場合には、通常、緑内障手術が必要となりますが、当院ではエレックス社の最新レーザーを導入し、低侵襲で繰り返し治療可能な緑内障レーザー治療(SLT)を行っていますので、緑内障手術を行うことなしに、さらに眼圧を下げることが出来ます。(レーザーの効果が出にくい方が2~3割いらっしゃいます)